街中のランドマークがピンク色にライトアップされるなど、ピンクリボン運動もかなり広まってきました。しかし、知名度はあっても、乳がんのチェックをしている女性は多くはない印象です。
ここでは、ピンクリボン運動を主催する乳房健康研究会が提唱する、20代から始められる年代別のブレストケア法をご紹介します。
乳がんは命にも関わる大変な病気です。また、確実な予防法がないため、大事に至らないためには早期発見・早期治療が重要になります。早期発見できれば約90%は治癒するのです。
ここからは、セルフチェック方法と年代別のブレストケア法をご紹介していきましょう。
バスルームで裸になった際にチェックします。少なくとも月に1回は行ってください。
鏡の前に立ち、頭の後ろで手を組みます。胸が上に引っ張られるような状態です。この際、胸に変な引きつった感じはないか、くぼみはないかなど、見た目のチェックをしましょう。
湿疹があったり、乳輪、乳首の形などに変化がないかもしっかりチェックします。異変のある箇所は手で触ってみて、しこりなどがないか確かめましょう。
手や身体に石けんをつけた状態で触って確認します。4本の指を揃えたら、肋骨に押し付けるように乳房に触りましょう。「の」の字を描くように、指の腹でしっかりと確認しましょう。しこりがあれば、手に違和感を感じるはずです。
また、乳房や乳首をギュッと絞るように刺激しましょう。乳がんの場合、乳首から分泌物が出る場合がありますので、しこりだけでなく分泌物にも注意をはらってください。
乳がんを早期発見するなら、どの世代も月に1回のセルフチェックが大切になります。乳がんは40代から増加する病気ですが、20〜30代でも、超音波検査などをすると安心です。
40代、50代では、できれば年に1回、少なくても2年に1回はマンモグラフィを受けることをおすすめします。場合によっては、超音波検査も合わせて行いましょう。
乳がんは早期発見がとても重要になります。そのため、自分の乳房を診てくれる主治医を早いうちから見つけておくことも大切でしょう。乳がんは婦人科だと思っている人もいますが、乳腺専門の医師がいますので、きちんと事前に調べてから受診するようにしましょう。
文:杉浦優子
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