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1年を通して冷え性に悩む人も多いでしょう。冬の寒さはもちろんのこと、夏はエアコンで体が冷えてしまうこともあるので注意が必要です。
体を温めるには運動やヨガ、ストレッチなどで体を動かす方法や、食事や飲みものなど体内から温める方法も。今回は体を温める5つの方法、温めると効果的な部位について紹介します。
体が冷えると血液の循環が悪くなり、冷え性や風邪をひきやすくなる、といった体調不良の原因になるので気をつけましょう。
体が冷える原因はさまざまですが、代表的には自律神経の乱れ、加齢や急激なダイエットによる筋肉量の減少が挙げられます。若い人の多くは、ストレスによる自律神経の乱れから冷えを感じており、手足だけが冷たい、といった症状に悩む人も。
ストレスによって体が冷えている場合は、物理的に体を温めるよりも、ストレスのコントロールが有効です。
体が冷えることで、血流が悪くなります。毛細血管まで流れず、手足の冷えを引き起こしがち。人間の体は冷えを感じると、内臓を先に温めようとするため、血液が体の中心に集中し、手足の冷えが慢性化するのです。
血流が滞ると、体内に老廃物が溜まりやすくなります。セルライトの原因ともなり、肥満や生活習慣病につながってしまうことも。
さらに、体温が下がると免疫力も低下してしまいます。疲れやすくなり、風邪をひきやすくなるため、体が正常に機能する温度を維持することが重要です。
今回は主に、体の内側から温める方法を紹介します。温めると効果的な部位も紹介するので、体の外側から対策する場合は、有効な部位を重点的に温めましょう。
体を温めるには飲み物に注意する必要があります。オフィスなどでよく飲むことの多い緑茶やコーヒーは、カフェインが含まれているため、体を冷やしてしまう飲み物です。
体を温める飲み物の代表としては生姜湯やココアがあり、血管を広げて血液の循環をよくする効果があるので積極的に選びましょう。
トマトやキュウリなどは体を冷やしてしまうので、ニンジンやかぼちゃ、ニラ、長ネギなどの体を温める作用のある野菜を食べることが大切。生姜や唐辛子などの香辛料も体を温めてくれるので、調味料として使用しましょう。
運動は筋肉を使うことで熱を発生させ、代謝が上がって体が温まりやすくなります。ウォーキングや体操、ストレッチなどの軽めの運動でも効果が得られるので試してみてください。
マッサージを行うことで血流が良くなり、体が温まります。マッサージをするときにグレープフルーツやヒノキ、ローズマリーなどのアロマオイルを使用すると、血管が広がり安く効果的。とくに足や腕のマッサージがおすすめ。
体を温めるには、入浴も有効です。熱いお湯ではなく38〜40℃くらいのぬるま湯に、15〜20分くらい浸かりましょう。熱いお湯に浸かると体の芯まで温まらず、お風呂から上がったあとに体が冷えてしまいます。ぬるま湯は体の隅々まで温まる効果があり温かさが持続する点がメリットです。
入浴剤に柚子を入れたり、市販の入浴剤なら炭酸ガス入りにするなど、体の芯まで温めてくれるものを選ぶと、より高い効果を得られるでしょう。
体が冷えたときはポイントを絞って温めると、効果的です。
首の周りには太い血管があり、首周りを温めることで血流が良くなるので体全体が温まっていきます。マフラーやスカーフなどを首に巻くだけで体が温まるので、おすすめ。
手先には細い血管が走っているため、血流が悪くなり冷えに繋がりやすいので注意が必要。手袋をつけるなど、手を冷やさないようにすることが大切です。それでも冷たいときは手をグーにしてからパーにする運動を繰り返してください。
寒いときや体を温めたいときは、頭をニットの帽子などで覆うと温かく感じられます。外の冷たい空気などに触れると頭から熱が逃げ、体の冷につながるので、防寒対策が大事。
ふくらはぎから足首にかけて徐々に冷えていくので、レッグウォーマーを着用したり、足首からふくらはぎを上下に優しくマッサージして、血の流れを良くしましょう。
今回は体を温める方法について、冷えの原因とあわせて紹介しました。体を温めるには運動で血液の流れを良くしたり、食べ物や飲み物などで体の中から温めてあげる方法があります。
体が冷えていると体調不良の原因になったり、病気にかかりやすくなるので、体が冷えて困っている人は、ぜひここで紹介した方法を参考にしてみてください。