効率よく基礎代謝を上げるためには、有酸素運動だけではなく無酸素運動も取り入れた方がよいといわれています。また、筋肉をつけることによって太りにくい身体をつくる、という考察も多くあります。
無酸素運動といえば、短距離走に代表されるようにハードなものが多く、少しハードルが高いイメージがありませんか。つらくて疲れる無酸素運動を、もしも楽しく行うことができたなら……。
今回は、そんな願いをかなえてくれる新しいトレーニング、NY発祥の「暗闇バイクエクササイズ」をご紹介します。
トレーニングジム文化の最先端、NYで生まれた暗闇バイクエクササイズ。その名の通り、真っ暗闇の中で、ただバイクをこぐだけのエクササイズですが、それだけではない工夫が凝らされています。
ジムの中では音楽が大音量で流れます。そして、トレーナーの指示に従ってバイクをこいでいくのですが、注目すべきは、そのときのテンションが普段のバイクトレーニングとは圧倒的に違うということ。
暗闇に音楽という要素が加わり、さらにトレーナーの煽るようなアナウンスが高揚感を生むのです。つい楽しくなって、夢中でバイクをこいでしまうようです。また、暗闇で行うため、誰とも競うことなく、周囲の目を気にせずにトレーニングに打ち込めるのも特徴のひとつです。
暗闇バイクエクササイズでは、トレーナーの指示はそれぞれですが、ときには全力でバイクをこぐことを指示されるタイミングがあります。
これは、運動でいうところの無酸素運動にあたります。呼吸を止めた状態での運動は身体への負担も大きいですが、暗闇バイクエクササイズで行う無酸素運動は女性でも抵抗がなく、楽しみながら行えます。
パーティーにでも来ているかのような感覚で楽しめ、流行が始まっているというのも納得できる、新感覚トレーニングです。バイクをこぐだけなので、特別なスキルも要らず、自分のペースで取り組める点は、トレーニング初心者の方にもおすすめです。
日本ではまだ発展途上の、この暗闇バイクエクササイズ。現在は「FEELCYCLE」という専門ジムが、このサービスを提供しています。TVや雑誌でも露出が増え、密かなブームとなっていることから、今後は同様のサービスを行うジムが増えてくるかもしれませんね。
DJの流す音楽に合わせて、踊るのではなく、自転車をこぐ。そんな風に基礎代謝を上げることができる暗闇バイクエクササイズは、ダイエットや運動不足解消にも効果的です。
暗闇でバイクをこぐときの高揚感がたまりません。そんな気分をぜひ味わってみてはいかがでしょうか?楽しんでいるうちに、気が付けば身体のラインが引き締まってきているはずです!
文:青木大地
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