生理時の痛みが辛く、お薬を飲んでいる方も少なくありませんね。
生理痛の原因は2つ。
生理がはじまると、子宮内膜などを出すために、プロスタグランジンが分泌され、子宮収縮を起こして経血をスムーズに体外に出そうとします。この子宮収縮により、下腹部に強い痛みが生じるのです。
このプロスタグランジンの過剰分泌により、吐き気や下痢など胃腸の働きにも影響が出ることも。
生理後半は、ホルモン分泌量の変化や、もともとの巡りの悪さなどから、血液の流れが滞り、うっ血状態になることで痛みが生じます。
下腹部鈍痛のほか、むくみや腰部の重だるさ、頭痛のなどの症状がでることもあります。
実際、月経痛で辛い時は、
・膝を抱えて腰を丸くして横になる
・下腹部と骨盤の仙骨を温める、指圧する
・半身浴をする
・足首やウエスト部分を温める
・食事の量を調節する。(消化は人間の体にとって大事な仕事なので、優先的に行われます。生理のときは少しでも血液を子宮に送りたいところ、食べる行為によって消化器官に血液が集中してしまうのです。
それを抑えるために、口に入れる食べ物を控えることで、痛みが抑えられることがあります。) などで緩和できます。
でも、これらは、あくまでも今の痛みによる対処法。
痛みからサヨナラするためには、痛みの根本原因を知り、改善していくことが必須ですね。
生理痛の原因は『冷え』。
『冷え』は血液循環の悪さ=巡りの悪さが原因です。血液の循環が悪くなると、プロスタグランジンが骨盤内に滞り、生理痛が強くなるのです。
自律神経のバランスの乱れや骨盤の歪み、長時間の同じ姿勢や締め付ける服装、喫煙など、『冷え』には様々な原因がありますが、
歪みをとって、インナーマッスルを使った生活を心がけることで、巡りの改善ができます。
◎骨盤の歪み取り
バスタオルをロール状(写真)にして、骨盤の下に敷きます。
片膝を胸に近づけて両手で引き寄せて10秒キープ(写真)。逆の脚に変えて10秒キープ。×3セット。
これを毎日する事で骨盤の歪んだ動きが解消されます。
◎正しい姿勢
骨盤は恥骨と左右の腰骨の出っ張りの3点で作った三角形が床と垂直。
垂直にした状態から首の後ろを伸ばし、頭のてっぺんが真上に引っ張られるイメージで座る、立つ、を心がけましょう。
◎お腹の奥の筋トレ
お腹をぺちゃんこにして生活する。これだけです。
お腹をぺちゃんことは、お腹を凹ませて、少しお手洗いを我慢する(お尻の穴をお腹に入れる)イメージ。
気づいたら姿勢を正して、お腹をぺちゃんこにして座る、立つ、腕を動かす、脚を動かす、
をしてみてください。
このお腹ぺちゃんこ生活が癖づいてくると、基礎代謝がアップします。
お腹をぺちゃんこにして、頭のてっぺんを真上に引っ張るイメージをしながら歩くことは、
エネルギーをしっかり消費し、筋肉量を増やし、巡りを良くすると同時に、基礎体温も上げてくれるのです。
日常生活の意識をちょっと変えてみて、痛みからサヨナラしちゃいましょう!
<プラスαエクササイズ >
◎足指グーチョキパー
お風呂の中でやるとやりやすいかも。毛細血管が再生し、末端への巡りを良くしていきます。
松葉子
ホリスティックビューティインストラクター(運動)
スポーツトレーナー/セミナー講師
ピラティス指導や美姿勢美脚を提供するトレーナー業、スポーツインストラクター業のほか、セミナー講師としても活躍。「運動の大切さと女性としての幸せ」を伝えるために、カラダとココロのメカニズムやビューティー理論を提供している。
https://line.me/R/ti/p/%40qsx0224m
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