真夏を感じさせるような暑い日が増えてくると、女性なら気にせずにはいられないのが、日焼けや紫外線対策。毎年夏の終わりになると「きちんとケアすれば良かった…」と後悔する方は、とくに、今から身体の内と外からの紫外線対策を講じましょう。
そこで今回は、美白効果を高めてくれる7つの栄養素をピックアップ。これらを意識して摂取することで、美白クリームなどの効果もアップするかもしれませんよ。
美白ビタミンの基本中の基本。紫外線によって体内に発生した活性酸素を除去したり、メラニンの沈着を防いだりしてくれます。さらに、ハリのあるお肌に欠かせない、コラーゲンの生成をサポートする働きもあり、レモンやキウイ、トマトに多く含まれています。
ビタミンCと同様に抗酸化作用があるのが、ビタミンE。しみやそばかすなどのアンチエイジングにも良い、美肌に必須のビタミンです。アボカドやナッツ類に多く含まれます。
L-システインは、美白サプリメントなどに使われているため、聞いたことがあるという方も多いかもしれません。サプリメントでの摂取は効率的ですが、自然の食材から摂取するなら小麦胚芽がおすすめ。小麦胚芽入りのクッキーなどが販売されています。また、L-システインは大豆やハチミツにも含まれています。
緑黄色野菜や海草類に多く含まれるβ-カロテンは、美肌になくてはならないビタミン。色の濃い野菜を毎日食べるようにしておけば、β-カロテンを摂りながら食物繊維も摂取できて一石二鳥です。
トマトに含まれるリコピンは、紫外線による活性酸素の発生を防いだり、メラニン細胞の生成を抑えたりと、美白や美肌に大いに関連していることがさまざまな研究でわかっています。トマトは夏に旬を迎える野菜ですので、ぜひ積極的に食べましょう。
鉄分は、皮膚や粘膜の合成に必要な栄養素です。また、鉄は血液中に酸素を運び、皮膚の色を明るくきれいに見せてくれる働きもあります。夏のスタミナ補給も兼ねて、鉄分が多く含まれている豚や鳥のレバー、マグロ、カツオなども食べましょう。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が増えると、肌には潤いやハリが出てきます。そのエストロゲンと似た働きをするのが大豆イソフラボン。納豆や豆腐、豆乳などに多く含まれており、更年期障害の予防にもなるため、一年を通して摂取したい栄養素です。
暑くなると、食事を用意することが面倒になったり食欲が落ちたりして、偏った食事内容になりがちですが、栄養バランスの良い食事をしっかり摂ることに加え、これらの美白効果を高める栄養素も気にかけてみてはどうでしょう?
文:佐藤まきこ