こんにちは、理学療法士の今井俊太です。前回に続き、基礎代謝を高める「ベロこりに対するストレッチ方法」をお伝えします。
今回も、息を吐いて肩周りの筋肉をほぐす呼吸方法をお伝えします。
前回は、肩がこるとベロ、アゴまでこるというお話をしました。
そこで、歯ブラシを使ったマッサージをし、ベロの筋肉を緩めることで、息を吐きやすくし、肩こりの解消を目指しました。
今回は、そのほぐれたベロを、さらに柔らかくするためのベロストレッチをお伝えします。
やり方は簡単。ベロをできるだけ口から出します。そう「あっかんべー」と言いながら…。
ちなみに、「あっかんべー」について調べてみましたが、由来はベロを出すことではなかったようです…(あっかんべーの時、下まぶたを下げて赤い目を出すことが由来で、「あかめべ」が訛ったそうな)。
ただ、名前が面白いので、このままにします。
前回も簡単に説明しましたが、ベロの筋肉は呼吸に関する筋肉とくっついています。その中でも特徴的なのは、横隔膜にくっついているということです。横隔膜は通常、ある一定の張力がないと、呼吸するのには働きにくくなります。
そのため、ベロを突き出すことで、横隔膜が伸張され、息を吐くときと同じような動きを見せます。
実際にあっかんべーをすると、息が勝手に吐き出されるのがわかるでしょう。
逆に、あっかんべーした状態で、口から息を吸うのは困難です。
ぜひ、周りに人がいないのを確認してから行ってみてくださいね。
文:リズムアンバサダー 今井俊太