バストアップしたい女性にとって、必ず考えなければならないのが、デコルテから胸にかけての筋肉を鍛えることです。そのための筋トレで一番やりやすいのが、腕立て伏せ。とはいっても、女性で腕立て伏せを簡単にこなせる方は、そう多くないのではないでしょうか。
そんな方のために、簡単にできる腕立て伏せの方法をご紹介しましょう。
バストアップに欠かせない筋肉は、大胸筋。鎖骨から両肩、そして胸を覆っている筋肉です。この大胸筋が弱かったり、年齢で衰えたりすると、バストが小さくなり垂れてしまう原因になるのです。
でも年齢を重ねていたとしても、大胸筋を鍛えれば、胸全体の筋肉量が上がってバストアップされ、垂れていた胸もピンと上向きになる可能性があるのです。
大胸筋を鍛えるのがいいと分かっていても、ハードな筋トレでは毎日続けるのがイヤになってしまいます。ここでご紹介するのは、誰でも簡単にできる腕立て伏せのアレンジエクササイズ。
それが、立ったまま壁を使って行う腕立て伏せです。
壁の前に立ち、両腕をまっすぐ伸ばして壁に手をつけます。両足の位置はそのままに、上体をまっすぐ保ったまま、両ひじをゆっくり曲げて、上半身を壁に近づけるようにします。最後に両腕で壁を押し、元の体勢に戻ります。
一回一回の動作をゆっくり丁寧に、背筋をまっすぐ張った状態のまま行うようにすると、10回ほどでも効果が見えてきます。
実はこれ、大胸筋だけでなく両腕の筋肉も使うため、二の腕の痩せ効果も期待できる、一石二鳥のエクササイズなんです。
腕立て伏せというと本格的な筋トレという感じがして、気合がないと続けられない気がしますが、この壁を使った楽チンエクササイズなら、思い出したときにいつでもどこでもできてしまいます。
1日10回のエクササイズでも、毎日続けていれば、きれいなバスト&ほっそり二の腕に近づいていけるかもしれませんよ。
文:佐藤まきこ
「現代女流浮世絵師、京都マラソンを走る 青山剛×ツバキアンナ対談 Vol.3」 〜どんな運動でも、大切なのはリズム(前編)〜