重曹というと最近では、キッチンの油汚れや排水溝の臭い取りといった、掃除に便利なアイテムとして有名です。
そんな身近な重曹は、お肌の古い角質を取り除いたり、ざらつきを取ったりと、美容においてもとっても優れています。
今回は重曹を使ったお手軽でエコな美容法をご紹介しましょう。
ひじやひざがガサガサになってしまうのは、ひじやひざをついたりすることで外部から刺激が加わり、摩擦によって角質が厚くなるから。そんな古い角質を取り除くために、重曹をスクラブ代わりに使ってみましょう。
重曹を水で溶き、ペースト状にします。それをひじやひざに塗ってやさしくこすります。そのあとはお湯で流してあげれば、つるつるとした肌触りになるはずです。
皮脂がたまってブツブツになり、毛穴が目立ってしまうのが、小鼻のまわり。そんな小鼻の毛穴ケアにも、重曹がおすすめ。
水で溶いた、ペースト状の重曹を小鼻の気になる場所に塗れば、即席の角栓パックになります。数分間おいたら、ぬるま湯で洗い流して終了です。
手で顔に触れたときになんとなく肌がざらつく…。そう思ったら洗面器にぬるま湯を入れ、そこに重曹を大さじ1杯程度溶かした重曹水を作り、それでやさしく顔を洗ってみましょう。
重曹が毛穴にたまった皮脂や汚れを取り、すべすべの手触りがよみがえってきます。
ちなみに、粒子の粗い重曹を肌にこすりつけると皮膚が傷ついてしまう恐れがあるため、食用として販売されているさらさらしたパウダータイプを使うのがおすすめ。また重曹によるケアは毎日行うと肌に負担がかかってしまうので、週に1度程度を目安に行いましょう。
文:佐藤まきこ