私たちは、人生の1/3を眠って過ごすといわれています。こう聞くと、「眠る時間がもったいない」と思われる方もいるかもしれませんね。
でも、睡眠は人間にとって意味のある大事な活動。脳と身体の休息やホルモンの分泌、記憶の整理、ストレスの解消といった、私たちが健康的に生きていくために欠かせない働きをしているのです。
睡眠がもたらす効果を高めるためには、睡眠の質を低下させるような行動を改めることが大切。知らず知らずに行っている、睡眠に悪影響を及ぼす習慣をチェックしていきましょう!
眠りの質を高める上で、まず見直してほしいのは、日ごろの生活習慣です。安眠を妨害する7つの習慣をチェックし、意識して改善してくださいね。
起床・就寝時間がバラバラで一定しないと、心拍や血圧、各種ホルモン分泌のタイミングなどの身体本来のリズムが崩れ、睡眠の質が低下してしまいます。
毎日の睡眠時間、特に起きる時間を一定にすることが大切です。休日も、なるべく平日と同じ時間に起きる習慣を身につけることで、身体や睡眠のリズムを整えられます。
テレビやスマホ・PCの画面が発するブルーライトは、交感神経を刺激して脳を興奮状態にさせてしまいます。寝る前は、なるべくテレビやスマホ・PCから離れ、穏やかに過ごすようにしましょう。
また、寝る前は間接照明などで部屋の明かりを暗めにすると、リラックス効果が高まり◎。
寝る1~2時間前の入浴は、安眠にとても効果的。でも、熱いお湯に長時間つかってしまうと、逆に目がさえてしまうことも。
寝る前は、38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆったりとつかり、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にして、眠りを促してあげましょう。
タバコに含まれるニコチンは、交感神経を優位にさせる覚醒作用を持っています。眠る前の喫煙はご法度です。
健康のためには禁煙が一番ですが、どうしても無理という人は、せめて眠る前の1時間は吸わないようにしましょう。
寝つきがよくなるという理由で、寝る前にお酒をたくさん飲んでいませんか?
アルコールのおかげで確かに寝つきがよくなる感じがしますが、アルコールが分解されるころに眠りが浅くなるため、睡眠のリズムが崩れてしまうことも。晩酌はほどほどに、寝酒はできるだけやめましょう。
ジョギングや筋トレなどのハードな運動は、交感神経を刺激し、身体機能を活動的にさせるため、就寝前には向きません。眠る前は、優しいヨガやストレッチなど、リラックス効果が高いものを取り入れるといいでしょう。
夜遅くや寝る前に、脂っこいものや消化に時間のかかるものを食べると、それらを消化するために、寝ている間も内臓が働き続けることになり、浅い眠りになってしまいます。翌朝、胃のもたれや身体のだるさなどが生じ、不快な目覚めの原因にも。
寝る2~3時間前までには食事を済ませ、内臓をしっかり休ませてあげましょう。
質の高い睡眠は、明日への活力をチャージし、仕事やプライベートをさらに充実したものへと導いてくれます。健康的な睡眠のために、今一度ご自分の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
文:erica
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