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何かの拍子に突然腰を痛めてしまうぎっくり腰は、生活に支障をきたす場合もあり、悩まされている人も多いのではないでしょうか。重いものを持った場合や、さりげない日常の動作で発症することもあるため、急性腰痛と呼ばれています。
ぎっくり腰にならないためには原因を知り、防ぐことが大切です。今回はぎっくり腰になってしまう理由と予防法を3つ紹介します。
ぎっくり腰の原因は大きく分けて2つあり、筋肉に継続的な負荷がかかった場合と、腰に急激な負荷がかかった場合です。では、実際の生活上で起こりうる場面をいくつか見てみましょう。
重いものを持ち上げるとき、腰に大きな負担がかかります。持ち上げようとして手にかかる物の重さと、立ち上がろうとして足にかかる力が腰で交差するのです。交差するときに起こる力をトルクと言い、これがぎっくり腰の原因と言われています。
リモコンのような軽いものを取ろうとした場合でも、ぎっくり腰を起こすことがあるため注意が必要です。軽いものであっても、手を伸ばして取るときは、自身の体をしっかりと支えなければなりません。
クシャミでぎっくり腰になってしまうこともあります。クシャミによって関節に急激な回転力が生じることで、関節や筋肉を痛めてしまうことが原因です。
ぎっくり腰を起こさないために、3つの予防法を紹介します。日頃から筋肉を柔らかく保ち、筋力をつけておくことがポイントです。また、ストレスが続いてしまうと痛みを感じやすくなると言われているので、ストレスを溜めないように気をつけましょう。
重い物を持つときは、膝を曲げて、しっかりと腰を落としてください。また急に伸びをしたり、腰をひねるような動作をすることは避けましょう。小さなことから意識することで、ぎっくり腰を防ぐことができます。
股関節や腰、お尻の筋肉をストレッチで伸ばすこともおすすめです。今回は、簡単にできる回旋ストレッチを紹介します。腰の筋肉がほぐれ、ぎっくり腰を予防する効果があるので、ぜひやってみてください。
まず、仰向けになり両手は横に広げましょう。顔は左側を向くようにします。右足はそのままで、左足を右側に持っていき、10秒ほどその姿勢を維持させましょう。右足も同様に行ってください。
大股で歩くと、体の固くなった筋肉が伸びてストレッチのようになります。また全身の筋肉に過剰な負担をかけず体を動かすこと可能です。普段から大股歩きを意識することで、体を動かしやすくなるでしょう。
今回はぎっくり腰の原因と予防法を3つ紹介しました。日常生活で腰に負担のかかる動作を避け、柔軟性と筋力を保つことで予防できます。急なぎっくり腰で生活に支障が出ないように、予防法を実践してみてください。
また、ぎっくり腰になってしまった場合は、腰に負担がかからない姿勢を取って安静にしましょう。動けるようになったら、なるべく早く病院に行ってください。