休んでいるのに疲れがとれない。
つねに身体に怠さやむくみがある。
こういった症状は、老廃物や未消化物であるアーマが体内に蓄積していることが原因かもしれません。
不規則な生活やストレスなどによってドーシャという3つのエネルギーのバランスが崩れると、消化や代謝がうまく機能しなくなってしまいます。すると、体内にアーマが蓄積され続けてさまざまな病気の要因に。
こんな状態を改善するため、アーユルヴェーダでは、不要なアーマを解毒し、元気の素のエネルギーであるオ-ジャスを増やす浄化療法をいくつか行います。
この浄化療法の中でまず施されるのが、アーマパーチャナという減食療法。つまりプチ断食です。
心身をすっきりデトックスさせるアーマパーチャナで、健康的な身体を取り戻しましょう!
本格的なアーマパーチャナはアーユルヴェーダの専門施設で行うべきですが、週末のプチ断食であれば、専門家のもとでなくとも安全にできるとされています。
自分でゆっくり過ごせる週末を利用し、無理なく体内をデトックスしてあげましょう。
週末の3日間でできるアーマパーチャナの食事メニューの例をご紹介します。3日間の減食の後は、身体がすっきり軽くなり、いつもの食事がさらにおいしく感じられます。無理のない範囲で頑張っていきましょう。
○朝食と昼食
普通食でOK。ただし、肉や揚げ物など消化に悪いものは避けた方が良いでしょう。
○夕食
キチュリ(お粥)など消化に良いもので減食の準備をします。
○朝食
温かいスムージー
○昼食
キチュリ(お粥)、具なしのみそ汁など消化に良いもの
○夕食
旬の野菜でつくったスープ(よく煮込み、消化に優しいものにしましょう)
○朝食
温かいスムージー
○昼食
キチュリ(お粥)、わかめなど具が少し入った味噌汁、お新香
肉や揚げ物、魚など消化に負担がかかるものを避け、少なめに食事を摂りましょう。
○夕食
昼と同じメニューで。
・早寝早起きを心がけ、22時までに就寝するようにします。
・白湯を1~2リットル、少しずつすするように摂りましょう。
・激しい運動は避けましょう。ゆったり動くヨガは、浄化作用を高めるのでおすすめです。
・体調に合わせて無理のない範囲で行います。途中でやめる勇気も必要です。
フルーツや野菜をたっぷり摂れるスムージーですが、冷たいものは身体を冷やしてしまうため、アーマパーチャナではおすすめしません。温かいスムージーを2日目と3日目の朝食に摂るようにしましょう。
これから旬の夏野菜でつくれる、おすすめのホットスムージーのレシピを以下にご紹介しますね。
○材料
トマト 中1個
パプリカ 1/4個
キュウリ 1/2本
レモン(皮と種を取ったもの) 1/8個
お湯 100㏄(熱湯を常温で10分ほど冷ましたものが良い)
オリーブオイル(または亜麻仁油) 小さじ1
コリアンダー 小さじ1/4
○作り方
1. ミキサーにオリーブオイル以外の材料を入れ、なめらかになるまで撹拌します。
2. グラスに注ぎ、オリーブオイル(または亜麻仁油)をかけましょう。
※ピッタ体質の方は、しそやミントを足しても◎。
週末を利用したアーマパーチャナは、月に1~4回定期的に行うことでデトックス効果が高まるといわれています。
無理のない範囲で体内をきれいに掃除して、内から輝く美しさを実現していきましょう。
文:erica
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