色彩の美しさは、私たちの感受性を潤してくれます。自然界の景色や街並みの色彩はもちろん、ファッションやインテリアなど、色彩は日々の暮らしに密接に関連しているといえるでしょう。
そんな色彩を、違った目線で楽しんでみませんか。アーユルヴェーダ式カラーセラピーで、一味違った色彩の世界を楽しんでみましょう。
アーユルヴェーダでは、色彩には私たちの健康を増進する力があると認められています。
色彩は、心理的な作用だけでなく、内臓などのさまざまな身体組織への影響力を持つといわれ、その結果として、表情の豊かさや美肌、血行・消化・精力の促進、疲労回復、心のバランスを整えるなどの効果が期待できるといわれているのです。
アーユルヴェーダにおけるカラーセラピーの特徴として、「ドーシャ」という3つの体質のタイプ(ヴァータ、ピッタ、カパ)のバランスを整える効果があることが挙げられます。ドーシャについては、過去の記事「あなたはどのタイプ?1分でできるアーユルヴェーダ的体質診断にトライ」をご参照ください。
自分のドーシャに合った色を活用することで、乱れがちなドーシャの性質を良きバランスへと鎮静させたり、促進させることができるといわれているのです。
以下に、基本的な5つの色がドーシャに与える影響をご紹介します。
ヴァータとカパ → ◎
ピッタ → ×(過剰にさせる)
血行を促進、温め効果、頬をバラ色にする、生命力アップ
刺激・興奮、活動的にさせる
ヴァータとカパ → ◎
ピッタ → △(過度だと過剰にさせる)
身体を温める、精力増進、充血改善、肌に艶を与える
喜び・明朗さ・開放感・満足感を与える
ヴァータとカパ → ◎
ピッタ → △(悪影響を及ぼすことがある)
消化を促進させる、寿命を延ばす
知性、平和、協調性
ヴァータとカパ → ◎
ピッタ → △(過度だと増悪させる)
身体的なバランスの改善、活動過多の状態を抑制
静かで穏やかな心、判断力を高める
ヴァータとカパ → △(過度だと増悪させる)
ピッタ → ◎
冷やす・癒やすといった鎮静作用、疲労を回復させる
緊張を緩和する、リラックス効果
ピッタとカパ → ◎
ヴァータ → ×(過剰にさせる)
鎮静作用、感覚を機敏にする
内面のバランスを整える、尊厳・自尊心、芸術性を高める
いかがでしたか。この記事をきっかけに、色彩をまた違った視点で楽しんでみてくださいね。
文:erica
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