まだまだ残暑が続く季節ですが、そんな初秋の過ごし方がこれから訪れる冬の冷えにも影響してくることをご存じですか?
初秋に冷える原因のひとつに、エアコンがあります。たくさんの人がいるオフィスでは、寒さの感じ方も人それぞれ。特に女性はオフィスの冷え対策が欠かせませんよね。冷え性対策には、冷えとりグッズも有効ですが、今回、提案したいのは、身体の中から冷えにくい身体づくり?
「朝活」をキーワードに、冬の冷えを改善するために今からできる対策をご紹介します。
冬は、寒さに対抗するため筋肉が発熱し、エネルギーが消費されます。反対に暑い夏はその機能が下がります。基礎代謝が低下するため、夏場も冷えるといわれています。
また、エアコンの効いた環境や屋内と屋外との温度差、暑さからの運動不足、冷たいもの中心の食生活などによって、身体は体温調節ができにくくなっています。
夏や残暑厳しい初秋は、冬以上に温活を意識すべきなのです。
成長ホルモンや消化酵素の働きから、夜中にしっかり寝ると疲労回復が促され、身体のダメージも修復されます。
また、肌の新陳代謝が促されることで美しい肌を目指せるだけでなく、寝ている間に成長ホルモンの分泌が盛んになることでダイエット効果が出やすい状態に導いてくれます。よく眠れてすっきり起きられれば、朝から気持ちよく身体を動かせるので、身体が早く温まります。
このように、早寝早起きの朝活が身体を温める健康習慣をつくります。
温活対策といえば腹巻きや靴下をイメージしますが、それ以外にも日常でできることはたくさんあります。適度な運動は身体を温め、筋肉を維持するのにも効果的。筋肉は体内の発熱器官ともいえます。筋肉が多ければ、身体はポカポカと温まりやすいのです。
また、汗をかくことは体温調節に大切です。汗は蒸発するときの気化熱で身体を冷やすためにかくものです。冷房に長時間あたって汗をかかない生活を続けていると、冷える状態が続き自律神経が乱れてしまいます。
炎天下で運動をするのは危険ですが、夏場でも朝夕の涼しい時間帯に適度な運動で汗をかくのが、冷え知らずの身体づくりに大切です。
意外なことかもしれませんが、ストレスフリーな生活も温活につながります。ストレスは緊張状態を作り、血行を悪くするため、冷えにつながってしまうのです。ストレスがまったくない生活は難しいものですが、ストレスをためない工夫はできます。自分なりのストレス解消法を見つけておくのがおすすめです。
新しいことをやるには時間がないという人も、早起きすれば時間ができます。早起きして軽い運動をすれば、身体が温まり温活になります。また、身体を温めるバランスの良い朝食を作ってもいいですね。
ゆっくり読書を楽しんだり、仕事を早めに終わらせて気持ちに余裕をもったりすると、ストレスの軽減になるかもしれません。朝にできた時間の活用方法は無限大!あなたなりの朝活&温活を始めてみませんか?
寒いシーズンになったから冷え症になるのではなく、それまでの生活習慣の積み重ねが冷えにつながります。少し早起きして、秋からできる温活であなたの健康を底上げしてみましょう。
文:川久保祐子
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