みなさん、こんにちは!バストアップメソッド「乳トレ」の❝おっぱい番長❞こと経絡整体師の朝井麗華です。寒さもやわらぎ、やっと春の到来。新しい季節に心躍りますね♪この季節は新年度に備え、いきいき新生活のスタートを切る準備をしましょう!
私自身、昨年末から唇の荒れが続いていました。こんなことは滅多になく、普段はちょっとかさついてもすぐに治まるので気にしていなかったのですがそれは1月末まで続き・・・さすがに「おや?」と。
私は日頃あまり口紅を塗らないので原因はそこではない。使っている保湿用のリップクリームが合っていないとか?唇の荒れはそういった外的要因が原因の場合も大いにありますが、東洋医学では唇や口のトラブルは「脾(ひ)」の経絡に問題があると考えます。
ちょっとややこしいのが、西洋医学でいうところの臓器としての脾臓の働きを指すのではなく、胃で消化吸収したエネルギーを活力に変えて全身へ送り出す回路としての働きを司るのが「脾経」であり、それは胃と密接な関係にあります。よって、すごく平たく簡単にいうと、口元のトラブルは胃を労わる・元気にすることで改善が見込まれるのです。
私で振り返ると・・・私はこちらの記事でお話したとおり、食事に関しては割と自由です。好きな物を好きな時に好きなだけ。我慢も無理もしないがモットー。お酒も飲みますし、お付き合いも大事にします。
そんな私は昨年秋以降、国内外の出張が数多くあり、旅先の食事が物珍しかったり美味しかったりでよく食べましたし、時差による体内リズムへの影響も多大に受けました。
そうしてリズムが狂った身体かつ内臓酷使により、脾と胃が弱ると「水」エネルギーの動きも悪くなります。約2か月間唇の荒れが続き、さすがに異変に気付いた際、自分の舌を見てみると、淵がふにゃふにゃとして輪郭がはっきりしない様子に歯型がうっすらついています。これは水分代謝がうまくいかず、舌までも浮腫んでいる状態。やっとここで「あ、そういうことか」と気付き、そのための対策を取りました。(→さぁ、皆さんも鏡の前で自分の舌の状態をチェック!)
「脾胃」の経絡を活性化するために、以下のツボをチョイス。
・中脘(ちゅうかん)・・・みぞおちとおへその間
・豊隆(ほうりゅう)・・・両脚のスネ、足首~膝の真ん中辺りの盛り上がっている部分
・足三里(あしさんり)・・・豊隆と膝の外側の骨を結ぶ真ん中辺り
・脾兪(ひゆ)・胃兪(いゆ)・・・中脘の裏側辺り・一番下の肋骨の延長線上の背骨の際。それぞれ背骨を介して左右にあります。
これらをツボ押ししたりお灸をしたりするのが良いのですが、皆さんには正確な場所を捉える事も頻繁に押すことも難しいと思います。そこでお手軽な方法をご提案!
これらの場所を中心にそれぞれカイロを貼ってみましょう。
①中脘は縦向きに1つ
②豊隆&足三里は両脚共縦向きに1つずつ(大きいカイロなら1枚でこの2つのツボを網羅できます)
③脾兪・胃兪は背中に全部で4点ですが近くに位置するので先に貼った中脘の真裏辺りを目安に大きいカイロ1つを横向きに
※朝、着替えた後に貼るのがオススメ
・足先・・・胃経は足の甲の中指側の人差し指の先まで通っています。経絡内を滞っているエネルギーを足元に降ろすため足先を湯たんぽやフットバス等で温める。
※デスクワーク時や在宅時のティータイムなど可能な時に行ってください。
また、脾は色は黄色で、味は甘味を司ります。〝黄色い甘い食べ物〟例えばカボチャやサツマイモなど。甘味といっても白砂糖の甘味ではありません。食材のもつ甘味が該当しますので、唇の荒れ対策にはこれらを意識的に取ってみてください。そして、酷使しがちだった胃を休めるため一日どこか一食を抑え気味にすると更にGOOD!(理想は夜。スープのみ、温野菜のみにするなど軽めのボリュームに)。
私はこうすることで2か月も続いた唇の荒れがたった2日で治まりました!口元のトラブルにお悩みの方、頻繁に症状が出てしまう方、心当たりはありませんか?いくら高額のリップクリームや唇パックをしていても、身体の中が原因の場合はなかなか改善しません!ぜひ参考にしてみてくださいね。
文・リズムアンバサダー:朝井麗華