みなさん、こんにちは!バストアップメソッド「乳トレ」の❝おっぱい番長❞こと経絡整体師の朝井麗華です。年が明けて早くもひと月が過ぎましたが、前回お教えした「勝手に脂肪が燃える身体になる方法」はお試しいただけていますか? 基礎代謝は筋肉を動かさなければ年々落ちる一方。冷え性も悪化します。早めの心がけがものを言いますよ!
さて、本格的な冬まっさかり。寒いからとついつい首をすくめた猫背になっていませんか?電気毛布にホッカイロ、無駄に厚着をして自家発電出来る身体の機能を鈍らせていませんか?「温活」と称して外的対策だけに頼っていては土台の身体自身の冷え性体質は増すばかり!
そこで今回私がお教えするのは、自身の発熱機能を向上させる温活術。冷え性の方必見!!〝すりすりタッチでポカポカになる方法〟です!
まずはイメージしてください。寒い時に震えたり、手をこすり合わせて身体を温めた経験は誰しもがあるのではないでしょうか。これらは、摩擦や振動で筋肉を動かし熱生産を高めようとする身体の機能のひとつなんです。
そして、私の整体術のベースである中国推拿には「擦法(さっぽう)」という擦って起こす摩擦熱で身体をゆるめる手技と、「振法(しんぽう)」という軽い振動を与えて筋肉をゆるめる手技があり、これらはれっきとした整体術なんです。みなさんが自然と行っている動作の中には意外と整体のルーツとなる理に適った動きが多々あるんですよ。
このように、摩擦や振動で熱を起こす動作全般は、血流を促進し身体を温かくして循環機能の刺激になります。また、中医学で重んじている生命エネルギーの通るルートとされる「経絡」の流れを良くし、気血(エネルギー)を巡らせて活力を生みます。そして、胃腸をはじめとした内臓活性にも働きかけます。
ではさっそく、元気が巡る温活テクニックを実践しましょう~
名付けて「すりすりタッチ」。やり方はとっても簡単!
① 温めたい部位にケガや傷、炎症(火傷や捻挫や打撲など)がないことを確認する。
② 手の平or母指球(手の平側の親指の付け根のふっくらした部分)を当て、5cm~10cm幅で往復方向に一定のリズム(毎分約100回のペース)で動かし、摩擦熱を起こす。(※片手でも良いが、両手で行うとより広範囲に熱を浸透させられるのでベター。もしくは手の小指側の側面(空手チョップで使う部分)も使えます。この場合は両手を合掌した形で行うとGood!!)
たったこれだけ!
コツは、
◇ピタっと皮膚同士を密着させて動かす
◇力まず、軽やかに行う
◇小刻みに一定のリズムと力加減で行う
◇皮膚が乾燥している場合はごく少量のクリーム等を塗った上で行う(塗り過ぎると摩擦をしにくくなってしまうので注意)
応用編としては、同じ手の部分を使って「擦る」を「揺らす」に変えると「振法」に。部位別にお好みで使い分けたり、両方行ってW効果を狙っても大丈夫です。
これらの手法は粘膜の部分以外はどこでも行ってOK!(基本的に筋肉がある部分にすると考えて)擦った熱が皮膚表面から血液やリンパ液の流れを促し、筋肉へと浸透していき、凝っているところは楽になります。ゆるむ度合いや温まる時間は個人差があるので、疲れない程度、心地良いと感じられる程度で行ってください。
そしてこのテクニック、セルフもいいけど他の方に行ってあげるのもオススメ!特に背中は自分ではケアし辛いけどボディメンテナンスに大事な筋肉やツボがたくさんあるので家族や友人、パートナーとやり合いっこして。
中でもぜひトライして欲しい箇所は、肩甲骨内側と背骨の間の縦ライン。ここは様々な筋肉が重なっている部分であり凝りやすく、ツボもたくさんあります。肩から腰にかけてのこのライン(両側とも)にすりすりタッチを行ってください。
また、11月の記事「元気を作る入浴術」<STEP2>でご紹介した脚の背面の中心ラインに縦に行うのもオススメ!冷えやむくみの原因である水毒排出に一役かってくれる経絡「膀胱経」なので、この線上にすりすりタッチをかけると温まる&脚の不調を一掃してくれますよ。
いかがでしたか?自分でも自然に行っていた動作にこんな利点が!?と目からウロコだった方も多いのでは。そこへちょっとしたコツが追加され、健康の知恵とすることが出来ましたね♪まだまだ寒い季節、ぜひ自分に、大事な人に、すりすりタッチで温かコミュニケーションを♡
文:リズムアンバサダー 朝井麗華