スポーツをすると身体を使うので疲労が発生してしまいます。日々激しい運動をしていると、疲労が回復する間もなく蓄積してしまうでしょう。
疲労を回復する方法のなかで、日々の生活に取り入れやすいのは食事の取り方です。ほかにマッサージなどもありますが、1番手軽なのは食事を気をつけることでしょう。食事をする際に、食べるものと食べ方を意識するだけで効果が得られます。
疲労回復はスポーツだけでなく、日々の生活や仕事のパフォーマンスの向上にも欠かせません。今回は疲労回復に役立つ食べ物を4つ紹介します。ぜひ紹介する食べ物を参考にしてみてください。
スポーツのあとには糖質とたんぱく質の摂取が重要です。スポーツの直後だと糖質の摂取量は約1g/体重kg/日、タンパク質だと15g~25gといわれています。
ただ、過剰に摂取するとたんぱく質の場合は脂肪として蓄積されてしまったり、体内カルシウムの排出を促してしまうなど、マイナス要素があることに注意してください。
糖質やたんぱく質の摂取をする場合は運動後できるだけ早く、遅くとも30分以内にはするようにしましょう。また、摂取するときは複数回に分けることなく、できるだけ一度に摂取するのがおすすめです。
ここでは、とくにスポーツ後の疲労回復に効果的な食べ物を4つ紹介します。おにぎりや豚肉など、ほとんどが摂取しやすものばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
疲労回復に必要な糖質を摂取するのに1番手軽なのはおにぎりです。
スポーツの種類や個人差もありますが、おにぎりを食べる場合は1、2個くらいの量を目安にしましょう。ただ、量によっては過剰なカロリー摂取になってしまうことにもなりかねません。自分にとっての適正量は疲労感を見ながら何度か試してみるのがおすすめです。
代謝を促すビタミンB1は、肉類や卵、大豆など多くの食材に含まれていますが、1番おすすめなのは豚肉です。なぜならビタミンB1の含有率が他の肉類と比べても圧倒的に高く、なかでも脂身の少ないモモ肉はとくにおすすめ。
また、ニンニクやネギ、ニラと合わせると、腸管でより効率的に吸収されるようになるので、ぜひ試してみてください。
ほとんどの魚介類にはビタミンB1が含まれていますが、うなぎはとくに多くの含有量を誇ります。また、うなぎにはビタミン類だけでなく、タンパク質も多く含まれているのでおすすめです。
また、ビタミンの中でもB1だけでなく、ビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEには血行を良くする働きがあり、疲労物質が早く体外に運び出される効果も期待できるでしょう。
ただし、うな丼やうな重など、ご飯と一緒に摂取する場合はご飯の量に気をつけるようにしてください。
食べ物というくくりではありませんが、スポーツ後の疲労回復に効果的なタンパク質の摂取法としてはプロテインが最適です。
市販のプロテインは、主に乳成分や大豆から作られているものが多いので、良質なタンパク質の宝庫といえるでしょう。
今回は主にスポーツによる疲労を回復するのに効果的な食べ物を4つ紹介しました。ほとんどが日常的に食べることができるようなものばかりなので、ぜひ疲労を感じたら試してみてください。
スポーツをしたあとはお腹が空くので、ついつい食べ過ぎてしまうことがあるかもしれません。そんなときは食べるものを気にするのも大切ですが、食べる量にも気をつけてください。