秋から冬になるにつれて気温は下がりますが、たとえ寒くてもお洒落を楽しみたい女性は多いはずです。最近では、防寒対策がしっかりとできるお洒落な洋服も増えてきましたが、たくさん着込んで寒さ対策をしたにも関わらず、太ももだけが冷えてしまうことも。
今回は、太ももが冷えてしまう原因とその対処法を紹介します。
冷えは、運動不足による筋力低下などが原因です。筋肉がなくなると血流が悪くなりやすくなるため、冷えを感じてしまいます。
ちょっとの距離でも寒さに耐えかねて、交通機関を利用してしまう人も多いはずですが、交通機関を利用するのは便利な半面、体を動かす時間が減ってしまいます。そうすると、自然と筋肉量も減ることに。また歩く機会が減ると、足の筋肉が衰えてしまうこともあります。
太もも周辺にある筋肉は、体にある筋肉の中でも大きな筋肉が集中している部分です。そこの筋肉量が減ってしまうと、筋肉を動かすことで作られる熱も減ってしまうので、冷えを感じやすくなってしまいます。
もともと女性は、股関節周りの柔軟性が高い傾向にあるのですが、最近は運動不足や長時間のデスクワークによって、体の硬い女性が増加。股関節周りの柔軟性が低下すると、股関節の中を通る動脈などの血管も圧迫されやすく、血流が悪くなり太ももの冷えを感じやすくなります。
1日の中で、熱を作ってエネルギーを消費する活動のひとつに、DIT(食事誘発性体熱産生)というものがあります。これは食事を摂ることにより消化や吸収の過程において体の中で熱の産生が起きる現象のことです。
DITは、タンパク質の多い食品を摂ることで増やすことができます。冷えに悩まされる人の多くは甘いものなど、炭水化物を好むとされているので気をつけましょう。
太ももの冷えを対策するためには、筋力を上げる運動やストレッチで、血流を良くすることがポイント。筋肉を動かして、血液循環を促しましょう。
太もも冷えの対策は、まず足を動かすことが重要。家で筋力トレーニングをしたり、ジムで運動したりといったような運動習慣を作ることが理想ですが、なかなかまとまった時間が取れない人もいるはず。そこでおすすめなのが、ウォーキングです。
ポイントは、フォームを意識すること。ただ歩くことを増やすだけでは、あまり効果が現れないことも。良いフォームで歩かなければ、太ももの筋肉は効率的に使われません。歩くときは、膝を伸ばしてまっすぐ前方に踏みだし、かかとで着地してつま先で蹴り、歩幅は無理のない範囲で広くすることを意識しましょう。
このフォームで歩くと、歩くペースも上げた方が楽なので必然的に早く歩けるようになります。また、脂肪燃焼にも効果があるため、ダイエットにも有効です。まずは、1日20分(2000歩)を目標に歩く量を増やしてみましょう。
柔軟性を高めるためにおこなうのがストレッチです。柔軟性を効率的に上げるには、筋肉が温まっているときにストレッチをするのがおすすめ。効果が高くなるので、お風呂上りなどにおこないましょう。
股関節に効果のある開脚ストレッチは、床に座り足をできるだけ開いて、胸とおへそを床に近づけるように体を前方に倒していきます。このときに息は止めず、できれば「1、2、3」とカウントをしながら15秒間おこなうようにしましょう。
正座ストレッチの場合は、床に正座をして手や肘で体を支えながら、上体を少しずつ太ももの前が気持ちよく伸びるところまで後ろに倒していきます。その状態を15秒間続けてみましょう。
普段の食事で肉や魚、豆腐、乳製品などを食べる機会が少ない人は、意識的に食べるようにしてみてください。食品に含まれているタンパク質は、冷え性の対策に効果的です。食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解されます。
そして、その分解された栄養素の一部が体熱となり消費され、体が温かくなるという仕組みです。栄養素のなかでも、タンパク質がもっとも多くエネルギーを消費するといわれているため、おすすめです。
冷えに効果的だと言われるのが、マッサージ。中でも太ももは、内側の内股(ないこ)が重要だと言われており、指圧などでも重視されます。この部位にはリンパが集中しており、老廃物がたまりやすかったり、血流が滞りやすい傾向があります。
膝から股にかけてをもみほぐしてあげて、日頃の疲れや負担をとってあげるようにしましょう。強い力で押さずに、軽くもみほぐすだけでも十分効果はあるので、お風呂上がりや寝る前の体が暖まっているタイミングでおこない、習慣にしましょう。
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